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【大丈夫なのか？】0W-20指定車に5W-30を入れてしまった！違いと実際の影響、正しい選び方を解説

カーライフ知識
2025.10.30

こんにちは、DIY節約ストイッカーです。

車のエンジンオイル交換をしていると、
「0W-20と5W-30って何が違うの？」
「誤って5W-30を入れちゃった…大丈夫？」
という疑問や不安に出会うことがあります。

特に0W-20指定車が増えている近年、店頭でも両方の粘度が並んでいるため、誤って購入したり、スタンドで説明不足のまま入れられたり、といったケースは意外と多いです。

結論から言えば、
0W-20指定車に5W-30を入れてしまっても基本的に問題ありません。
ただし、逆（5W-30指定車に0W-20）は推奨されません。

この記事では、粘度の違いと影響、入れてしまった場合の対処、古い車に硬めを選ぶ理由などをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 0W-20と5W-30の違い（数字が意味するもの）
  • 0W-20指定車に5W-30を入れても問題ない理由
  • 5W-30指定車に0W-20を入れるとNGな理由
  • 0W-20指定車に5W-30を入れたときのエンジン音や体感
  • 古い車に硬いオイルを使う狙い
  • 財布に優しいオイル選びの実際
  • 実際に私が試した体験談

※エンジンオイルについての全般的な説明はこちらの記事をどうぞ！

それではいってみましょう。

0W-20と5W-30の数字が意味するもの

エンジンオイルの表記は、温度に対する粘度（硬さ）を表します。

表記意味
0W / 5W冬の冷えた状態での流れやすさ（W = WinterのW）
20 / 30エンジンが温まった状態での硬さ（油膜の強さ）
  • 0W → 低温でサラサラ
  • 5W → 0Wより少し硬い
  • 20 → 高温でサラサラ
  • 30 → 高温で20より少し粘りがある

最近の車は燃費向上のため、0W-20が標準指定されることが多いです。

0W-20指定車に5W-30を入れても基本的に問題ない理由

理由は、5W-30は高温側の油膜が強く、エンジン保護性能が高いからです。

つまり、

  • エンジンを傷めることはない
  • むしろ高負荷走行や夏場には有利

です。

実際の影響

項目0W-20指定車に5W-30を入れた場合
エンジン保護◎ やや強くなる
燃費△ わずかに悪化することがある
エンジンフィーリング○ 安定感・しっとり感が増す

また、トヨタをはじめ多くのメーカーが、

「推奨は0W-20だが、5W-30も使用可能」

と公式に記載しています。

例えば以下のような感じです。

トヨタ（複数車種で明記）

ホンダ（粘度表で0W-20／5W-30を併記）

  • FIT/ACCORD/LIFEなどの取説で、外気温に応じた粘度表に0W-20と5W-30を併記（＝状況により選択可）されています。該当ページ例：FIT、ACCORD、LIFE。 honda.co.jp+2honda.co.jp+2

スバル（0W-20推奨＋5W-30併記の例）

R1/R2/ステラ等の取説で0W-20推奨の記載とともに**5W-30（同等規格）**が表に併記され、運用条件に応じた選択可が示されています。 SUBARU オフィシャルWebサイト+2SUBARU オフィシャルWebサイト+2

こんな感じでメーカーもOKしまくっているので

誤って入れてしまった → そのままでOK です。

5W-30指定車に0W-20を使うのがNGな理由

こちらは高温時の油膜強度が不足するためです。

5W-30指定車は、

  • 高速走行や高負荷を想定
  • 高温でも油膜を維持できる粘度が必要

対して、0W-20は高温時に油膜が薄くなりがち。

→ 金属同士が接触し摩耗が進むリスク

そのため、5W-30指定車に0W-20はダメなので早めにエンジンオイルを再度交換しましょう。


指定より柔らかいオイルを入れることは、エンジンを大事にする観点でNGです。

0W-20指定車に5W-30を入れたときのエンジン音

意外かもしれませんが、多くの場合エンジン音は静かになります。

理由は、

  • 高温時の油膜が厚くなることで
  • 金属の接触が抑えられ
  • メカノイズが減るため

特にアイドリングや街乗りで、

「あ、なんかエンジンが落ち着いてるな」

と感じる人は多いです。

フィーリング重視の人にはむしろメリットです。

古い車であえて硬めのオイルを使う理由

走行距離や年式が進むと、エンジン内部のクリアランス（隙間）が広がります。

→ 薄いオイルだと油膜が保持できず、カタカタ音や振動につながる

そのため、

  • 古い車 → 硬いオイル（例：5W-30 → 5W-40）

といった選び方をすることがあります。

つまり、

  • 新しいうちは指定通り
  • 年数が経ったら車の状態に合わせて粘度調整

という考え方です。

コスパで見ると、基本は0W-20を入れる方が財布に優しい

0W-20は使用車種が多く、価格が安く手に入りやすいです。

オイル価格相場コスパ
0W-20比較的安い◎ 良い
5W-30やや高め○ 状況により使い道あり

街乗りメインの人なら、指定通り0W-20で十分OKです。

筆者の体験談

私は普段、ホンダの0W-20指定車（シャトルハイブリッド）に乗っています。
街乗り中心のときは0W-20。


しかし他の車用のオイルしか手元になかったので５W-30 を入れました。

結果は、

  • 高速巡航中のエンジン音が落ち着く
  • 高回転での加速がしっとり
  • ただし街乗り燃費は0.5〜1.0km/L程度低下

という体感でした。

「静かで安心感のある走り」
を重視する時には5W-30も良い選択です。

まとめ

さて、ここまでお読みいただきありがとうございました。

長くなったので記事内の論点をいかに表でまとめておきます。

ポイント結論
0W-20指定車に5W-30を入れた問題なし。高温走行ではむしろ有利
5W-30指定車に0W-20を入れたNG。油膜不足で摩耗リスク
エンジン音の変化5W-30は静か・落ち着きが出る
古い車に硬いオイルを使う理由油膜確保のため
日常は？基本は財布に優しい0W-20でOK

以上です、ありがとうございました。

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