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軽トラのエンジンオイル量は?ハイゼットやキャリイなど軽トラのオイル交換を解説!

カーライフ知識

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軽トラのエンジンオイルを自分で交換しようと思ったとき、「オイルは何リットル必要?」「どんなオイルを買えばいいの?」と迷ったことはありませんか?

今回は主要な軽トラの車種・型式ごとのエンジンオイル量と指定粘度、適切な交換頻度、DIYでの交換方法について解説します。

軽トラは農作業や建設現場、荷物の運搬など、さまざまな場面で活躍する働く車です。短距離走行や重い荷物を積んで走る機会も多く、定期的なエンジンオイル交換が欠かせません。

しかし、ひと口に軽トラといっても、ダイハツのハイゼットトラック、スズキのキャリイ、ホンダのアクティなど、さまざまな車種があります。

さらに同じハイゼットでも、S510Pなどの型式や製造年によって指定オイルが異なる場合があるため、正しい適合を確認することが大切です。

エンジンオイルには5W-30や10W-30など複数の粘度がありますが、軽トラだから10W-30を選べばよいというわけではありません。

また、DIYで交換する場合は、エンジンオイル交換の場所がわからず困る方もいるでしょう。

軽トラは一般的な乗用車とはエンジンの搭載位置が異なることも多く、オイルの注入口やドレンボルトの位置を事前に把握しておく必要があります。

この記事でわかること
  • 軽トラの定義と2t・8tトラック、軽バンとの違い
  • 現行車・生産終了車を含む軽トラの車種一覧
  • ハイゼットやキャリイなどのエンジンオイル量
  • 車種・型式・年式別のエンジンオイル指定粘度
  • 軽トラのエンジンオイル交換頻度
  • エンジンの搭載位置とDIYでのオイル交換方法

軽トラの定義とは?2t・8tトラックや軽バンとの違い

軽トラのオイル交換といっても、そもそも自分の車が軽トラなのか、正しく認識しないといけないです。意外と軽トラじゃなかった、そんなこともあるかもしれません。

軽トラとは、軽自動車規格に適合した小型の貨物自動車で、一般的に運転席の後ろに独立した荷台を備えた車を指します。

トラックには軽トラのほかにも、2tトラックや4tトラック、8tトラックなどがあります。

これらの違いを理解するには、車体の大きさやエンジン排気量、最大積載量を確認するのが簡単です。

軽トラと2t・8tトラックの違い

項目軽トラ2tトラック8tトラック
車両区分軽自動車主に準中型貨物など主に大型貨物
最大積載量一般的に350kg約2,000kg約8,000kg
排気量660cc以下数千cc程度数千〜1万cc超
全長3.4m以下約4.7〜6m約8〜12m
全幅1.48m以下約1.7〜2.2m約2.5m
ナンバー4ナンバーが一般的1・4ナンバーなど1ナンバーが一般的

※2t・8tトラックは最大積載量を基準とした通称です。寸法や排気量は車種によって異なります。

軽トラと普通のトラックを区別する最大のポイントは、軽自動車規格に収まっているかどうかです。

現在の軽自動車規格は次のように定められています。

項目軽自動車規格
全長3,400mm以下
全幅1,480mm以下
全高2,000mm以下
排気量660cc以下

この4つの条件をすべて満たし、独立した荷台を備える小型の貨物自動車が、一般的に軽トラと呼ばれます。

ただし、軽自動車規格を満たすだけでは軽トラとは限りません。軽乗用車や軽バンも同じ規格に収まるためです。

軽トラと軽バンの違い

軽トラと混同しやすいのが軽バンです。

項目軽トラ軽バン
代表車種ハイゼットトラック、キャリイハイゼットカーゴ、エブリイ
荷室運転席と分離した荷台車体と一体の屋根付き荷室
最大積載量一般的に350kg車種・乗車人数により異なる
主な用途農作業、資材運搬配送、荷物の保管・運搬

軽トラは荷台がむき出しになっているため、大きな荷物や汚れた農機具などを運ぶのに適しています。

一方、軽バンは屋根付きの荷室を備えており、雨に濡らしたくない荷物の運搬に向いています。

どちらも軽自動車ですが、エンジンの種類やオイル交換量が同じとは限りません。

エンジンオイルの適合表を確認するときは、軽トラと軽バンを区別することが大切です。

軽トラにはどんな車種がある?現行・過去の車種一覧

軽トラは複数のメーカーから販売されていますが、実際に車両を製造しているメーカーは限られています。

現在の国内市場では、ダイハツのハイゼットトラックとスズキのキャリイが中心となっており、他メーカーからOEM車も販売されています。

OEMとは、あるメーカーが製造した車を別のメーカーのブランドで販売する仕組みです。

現行販売されている軽トラ一覧

メーカー車種主な型式製造元
ダイハツハイゼットトラックS500P・S510Pダイハツ
スズキキャリイDA16Tスズキ
スズキスーパーキャリイDA16Tスズキ
トヨタピクシストラックS500U・S510Uダイハツ
スバルサンバートラックS500J・S510Jダイハツ
日産NT100クリッパーDR16Tスズキ
マツダスクラムトラックDG16Tスズキ
三菱ミニキャブトラックDS16Tスズキ

例えば、トヨタのピクシストラックはダイハツのハイゼットトラックをベースにしたOEM車です。ぶっちゃけエンブレムが違うだけとも言えます。

基本構造やエンジンも共通するため、オイル交換の方法もよく似ています。

過去に販売されていた軽トラ一覧

中古車市場では、すでに生産を終了した軽トラも数多く流通しています。

メーカー車種主な旧型式
ダイハツハイゼットトラックS200P・S210P・S201P・S211P
スズキキャリイDA52T・DB52T・DA62T・DA63T・DA65T
ホンダアクティトラックHA3・HA4・HA6・HA7・HA8・HA9
スバルサンバートラックKS3・KS4・TT1・TT2
三菱ミニキャブトラックU41T・U42T・U61T・U62T
日産クリッパートラックU71T・U72T
マツダスクラムトラックDG52T・DG62T・DG63T

特に注意したいのが、スバルのサンバートラックです。

かつてのサンバーはスバルが独自開発した車で、エンジンを車体後部に搭載していました。

一方、現在のサンバートラックはダイハツ製のOEM車です。昔のサンバーとは根本的にちがうということです。名前は同じでも製造メーカーが変わっています。

・現在のサンバー:ダイハツが作った車(ダイハツの設計思想)

・昔のサンバー:スバルの車(スバルの設計思想)

同じサンバーでもエンジンの搭載位置やオイル交換方法が大きく異なります。

軽トラのエンジンオイル量は何リットル?車種別適合表

軽トラのエンジンオイル量は、主に2.5〜3.4L程度です。

ただし、同じ車名でもエンジン型式や製造時期によってオイル量が変わります。

そこで、代表的な軽トラについて、車両型式・エンジン型式・製造時期ごとのオイル適合表をまとめました。

ダイハツ・ハイゼットトラック

車両型式エンジン年式オイルのみフィルター同時指定粘度
S500P・S510PKF現行仕様3.15L3.35L5W-30
S201P・S211PKF-VE2007年12月〜2014年8月3.2L3.4L5W-30
S200P・S210PEF-SE/EF-VE2004年12月〜2007年11月2.7L2.9L5W-30

※現行S500P・S510Pはダイハツ取扱説明書の数値。旧型車はHKS適合表の代表値です。

ハイゼットトラックは2007年のエンジン変更で、交換時のオイル量が増えています。

現行型のS500P・S510Pでは3Lを超えるため、DIYで交換するなら4L缶を準備すると便利です。

スズキ・キャリイ

車両型式エンジン年式オイルのみフィルター同時指定粘度
DA16TR06A2022年4月〜2.7L2.8L0W-16/0W-20
DA16TR06A2013年9月〜2022年3月2.8L3.0L5W-30
DA63T・DA65TK6A2001年9月〜2013年8月2.8L3.0L5W-30

※2022年4月以降のDA16Tはスズキ取扱説明書で0W-16・0W-20の記載を確認。交換量はHKS適合表の代表値です。

キャリイでは、同じDA16Tでも2022年4月以降のモデルと、それ以前のモデルで指定粘度や交換量が異なります。

特に低粘度の0W-16は、対応していない古いエンジンに自己判断で使用しないようにしましょう。

DIY節約ストイッカー
DIY節約ストイッカー

粘度の高いオイルを誤って入れても、燃費が悪くなる程度で済むことが多いです。

車種指定より粘度の低いオイルを誤って入れるのはまずいです。
詳しくは以下で解説しています。

・0w-20指定車に5w-30を入れてしまった

ホンダ・アクティトラック

車両型式エンジン年式オイルのみフィルター同時指定粘度
HA8・HA9E07Z2009年12月〜2021年2.5L2.7L0W-20

※HKS適合表の代表値です。

ホンダのアクティトラックは2021年に生産を終了しましたが、中古車市場では現在も多く流通しています。

最終型のHA8・HA9はE07Zエンジンを搭載しており、オイル交換量は2.5L、フィルター同時交換時は2.7Lです。

三菱・ミニキャブトラック

車両型式エンジン年式オイルのみフィルター同時指定粘度
U61T・U62T3G832010年8月〜2014年2月3.0L3.2L0W-20
U61T・U62T3G832007年12月〜2010年8月3.0L3.2L5W-20
U61T・U62T3G831999年1月〜2007年12月3.0L3.2L5W-30

※HKS適合表の代表値です。

ミニキャブトラックでは、同じ3G83エンジンでも製造時期によって指定粘度が変更されています。

なお、スズキ製OEMのDS16T型はR06Aエンジンを搭載しており、旧型のU61T・U62Tとは仕様が異なります。

OEM軽トラのエンジンオイル量・推奨粘度一覧

現在販売されている軽トラには、ダイハツのハイゼットトラックやスズキのキャリイをベースにしたOEM車が多数あります。

OEM車はベース車とエンジンや基本構造を共通化しているため、対応する年式ではエンジンオイル量や指定粘度も基本的に共通です。

車種型式OEM元エンジン年式オイルのみフィルター同時推奨粘度
トヨタ ピクシストラックS500U・S510UハイゼットトラックKF2014年〜約3.2L約3.4L5W-30
スバル サンバートラックS500J・S510JハイゼットトラックKF2014年〜約3.2L約3.4L5W-30
日産 NT100クリッパーDR16TキャリイR06A2022年4月〜2.7L2.8L0W-16/0W-20
日産 NT100クリッパーDR16TキャリイR06A2013年12月〜2022年3月2.8L3.0L5W-30
マツダ スクラムトラックDG16TキャリイR06A2022年4月〜2.7L2.8L0W-16/0W-20
マツダ スクラムトラックDG16TキャリイR06A2013年9月〜2022年3月2.8L3.0L5W-30
三菱 ミニキャブトラックDS16TキャリイR06A2022年4月〜2.7L2.8L0W-16/0W-20
三菱 ミニキャブトラックDS16TキャリイR06A2014年2月〜2022年3月2.8L3.0L5W-30

※OEM元の代表仕様を基にした参考値です。各OEMメーカーの純正資料との個別照合は完了していません。

例えば、トヨタのピクシストラックとスバルのサンバートラックは、ダイハツのハイゼットトラックをベースとしています。

一方、日産のNT100クリッパー、マツダのスクラムトラック、三菱のミニキャブトラックはスズキのキャリイをベースとしています。

エンジンオイルを購入する際は、車検証に記載された型式と車両の製造時期を確認しましょう。

なお、適合表の数値は交換時の目安です。実際の注入量はオイルの抜け具合によって変わるため、レベルゲージで最終確認してください。

軽トラのエンジンオイル交換頻度は?

エンジンオイルは使用するほど汚れ、時間の経過によっても劣化します。

そのため、走行距離が少ない軽トラでも定期的な交換が必要です。

一般的な交換時期の目安

使用条件交換時期の目安
通常使用・NAエンジン10,000kmまたは6〜12か月
通常使用・ターボエンジン5,000kmまたは6か月
シビアコンディション・NA5,000kmまたは3〜6か月
シビアコンディション・ターボ2,500〜5,000kmまたは3か月程度

※メーカーや車種によって交換基準は異なります。走行距離と期間のいずれか早い方を優先してください。

軽トラの場合、農作業や建設現場での使用など、シビアコンディションに該当するケースも少なくありません。

シビアコンディションとは?

シビアコンディションとは、エンジンや車両に通常より大きな負担がかかる使用状況を指します。

例えば以下のような使い方です。

  • 農道や未舗装路を頻繁に走る
  • 短距離走行を繰り返す
  • 重い荷物を積んで坂道を走る
  • アイドリング時間が長い
  • 山道や急勾配の道路を頻繁に走る
  • 寒冷地で短時間の運転を繰り返す

特に農作業で使用する軽トラは、走行距離が少なくてもエンジンへの負担が大きくなりやすい傾向があります。

そのため、普段からこのような使い方をしている場合は、通常より短い交換サイクルが必要になることもあります。

なお、オイルフィルターについても、一般的にはオイル交換2回に1回程度が目安ですが、車種ごとの指定交換時期を優先しましょう。

軽トラのエンジン位置はどこ?DIYでのオイル交換方法

軽トラのエンジンは、一般的な乗用車と異なる位置に搭載されていることが多くなっています。

ハイゼットトラックやキャリイなどは、運転席・助手席の下付近にエンジンを搭載するキャブオーバー系の構造です。

一方、旧型のスバル・サンバーなどは車体後部にエンジンが搭載されています。

そのため、DIYでオイル交換をする際は、まずエンジンの位置とオイル注入口、ドレンボルトの場所を確認しましょう。

DIY節約ストイッカー
DIY節約ストイッカー

不安な人はカー用品店で交換してもらうのもありです。
オートバックス、イエローハットについて語っている記事リンクですのでご参照ください。
・オートバックス
・イエローハット

軽トラのエンジン搭載位置

車種エンジン位置の目安
ハイゼットトラック S500P・S510P前席下付近
キャリイ DA16T前席下付近
ピクシストラック前席下付近
現行サンバートラック前席下付近
アクティトラック HA8・HA9車体後方寄り
旧型サンバートラック TT1・TT2車体後部

エンジンオイルの注入口は、車種によってシート下やエンジン点検口などからアクセスします。

また、エンジン下部にあるオイルパンには、古いオイルを排出するためのドレンボルトが取り付けられています。

DIYで用意するもの

軽トラのオイル交換に必要な工具や用品は以下のとおりです。軽トラだからといって、本格的なトラックとは違って普通乗用車と同レベルの道具で交換できます。

工具・用品用途
エンジンオイル車両指定の粘度・品質・必要量を準備
メガネレンチ・ソケットドレンボルトの脱着
トルクレンチドレンボルトを規定トルクで締める
廃油処理箱・受け皿古いオイルの回収
ドレンパッキンドレンボルトの密封
オイルジョッキ新しいオイルの注入
オイルフィルターレンチフィルター交換時に使用
手袋・ウエス汚れや火傷の防止

DIYでのオイル交換では、廃油の処理も重要です。

廃油は排水口や地面に捨てず、自治体のルールや回収業者の案内に従って適切に処分しましょう。

軽トラは働く車!長く活躍してもらうためにメンテナンスを忘れずに

軽トラは単なる移動手段ではなく、農業や建設業など、日々の仕事を支える大切な「働く車」です。

仕事で使用する軽トラは、いわば工場の機械や農機具と同じ生産設備のひとつ。故障して動かなくなれば、修理費用がかかるだけでなく、仕事そのものに支障が出てしまいます。

頑丈なイメージのある軽トラですが、日々の積載走行や悪路での使用によって、エンジンだけでなく足回りや駆動系にも負担が蓄積しています。

今回紹介したエンジンオイル交換はもちろん、タイヤやブレーキ、冷却水なども定期的に点検しておきたいところです。

日頃の小さなメンテナンスで大きな故障を防ぎ、余計な出費や仕事のロスを減らすことが、軽トラの維持費を抑えるコツです。

大切な仕事の相棒として、これからも長く元気に働いてもらいましょう!

まとめ|軽トラのオイル交換は型式と指定オイルを確認しよう

軽トラのエンジンオイル量は3L前後が中心ですが、メーカーや型式、年式によって異なります。

特にハイゼットトラックやキャリイなどは、現行車と旧型車でエンジンの仕様が異なる場合があるため、車名だけで判断するのは避けましょう。

エンジンオイルの粘度についても、0W-16、0W-20、5W-30など、車両に適合するものを選ぶことが重要です。

また、農作業や短距離走行などで使用する軽トラは、一般的な乗用車より厳しい条件で使われることもあります。

長く安心して乗り続けるためにも、メーカー指定の交換時期を守り、使用環境に応じて早めのメンテナンスを心がけましょう。

軽トラのオイル交換は、工具と作業場所を確保できればDIYで挑戦できる整備の一つです。

自分の軽トラに合ったオイル量と交換方法を確認し、無理のない範囲で維持費の節約につなげてみてください。

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