【対策必須】車の下回りの錆予防!錆の原因とDIYでできる対策とプロに任せた方がよい対策は?

※この記事にはプロモーションを含みます。

こんにちは、DIY節約ストイッカーです。

夏が終わりに向かい、秋雨と冬の降雪と車の錆が気になる季節になってきました。

今回は車の錆対策について、何をやったほうがいいのか、DIYでできること、プロに任せたほうが良いことの観点で解説します。

車の錆は、車の価値を落としてしまう重大な事案です。今の車に長く乗ろうと思っている方はもちろんのこと、新車を数年で乗り換えという方も思わぬ下取り価格DOWNや残クレでは最後の清算費用上乗せにつながるのでしっかり対策していきましょう。

■この記事でわかること

  • 車の下回りのサビ対策を日常でDIYで行う方法
  • 冬季の塩カル(塩化カルシウム)によるサビリスク
  • 家庭用高圧洗浄機を使った効果的な洗浄方法
  • プロに依頼する場合の費用や作業内容
  • DIYとプロ作業のメリット・デメリット比較
  • サビ予防のための定期メンテナンスのコツ

① 車の下回りのサビの原因と塩カルリスク

車の下回りは雪道や雨の日に泥、砂利、塩分にさらされやすく、特にマフラーが錆びてきます。
基本足回り部品は黒塗りの防錆塗装が新車時からされているので、そうそうには錆びませんが走行中に小石など異物が当たる等を、経年的にダメージが積み重なることで初期の塗装が落ち、そこから錆びてきます。

また雪国では特に気を付けたいですが特に冬季に撒かれる塩カル(塩化カルシウム)はサビを加速させます。塩カルは水と反応して金属を腐食させやすく、フレームやボルト周りなど、塗装が届きにくい部分に入り込むと短期間でサビが発生します。

雪国でなくとも、路面凍結の防止などで塩カルは撒かれますし、雪が降った翌日には必ずまかれてると思った方が良いので、雪国でない人もこのような観点で塩カルが巻かれる日があることは頭に入れておいてください。

下回りでサビやすい箇所

  • サスペンション部品(アーム、リンクなど)
  • マフラー、排気系パイプ
  • フレームやシャーシの継ぎ目部分
  • ブレーキや燃料タンク周辺

塩カルによるリスク

  • 雪道走行後に放置すると表面サビが発生
  • 春になっても洗浄しなければサビが広がる
  • 特にフレームの継ぎ目やボルト周りが狙われやすい

→下回り洗車をこまめに実施することが有効です。


② DIYでできる日常的なサビ対策

DIYで対処できる範囲ですが、大きな穴が開いていないことが前提です。足回り部品に穴が開くほどの錆がある場合は危険ですし、他の部分も致命的な錆がある可能性あるのでなのでDIYでどうにかしようとせずに町の整備工場へ持っていき点検してもらった方がよいです。自分で交換できる部品ならDIY交換もありですが、他に錆がないかはしっかり点検しましょう。

また、下回りでなく車体がさびてる場合は見える場所は車体色に塗装しなくてはなので、基本は板金塗装を整備工場でやってもらった方がよいです。(板金塗装はDIYだとなかなかうまくいきません)

1. 高圧洗浄機での下回り洗浄

家庭用高圧洗浄機を使った下回り洗浄は、塩カル対策としても最も手軽で効果的です。

  • タイミング:雨や雪道走行後、塩分や泥が付着した直後
  • 角度:車体下から水流を当て、フレームやサスペンションの奥の汚れも落とす
  • 注意点:電子部品やブレーキ部品に直接水を強く当てない

    ケルヒャーのフレキシブルノズルです、上向きに高圧洗浄の射出ができるようになるのでこれさえあれば下回り洗浄を自分で行えるようになり、いちいち洗車機にお金を払う必要がなくなります。10回くらいの使用で元はとれます。

2. サビ止めスプレーの活用

DIYで使用する錆止めのスプレーには大きく2種類あるかと思います。

  • 塗装タイプ:シャシーブラック、マフラー用耐熱塗料など
  • 都度塗タイプ:スーパーラストガード、クレ556など(錆止め油を塗るイメージ)
  • 使用箇所:車の下部の黒いところが基本。クリアタイプであれば熱がかかるところ以外は吹けるのでお勧め。
  • 頻度:都度であれば1回/月程度、塗装であれば2年に1度程度はやっておきたいです。

注意点としては、シャシブラックはクリア色が良いでしょう。黒で塗ってしまうと元の塗装の状態がわからなくなり場合によっては売却時の査定に響きます。(黒で塗ったの下の塗装状態がわからないことが査定時に嫌われます)

シャシコートクリアのリンクです、楽天で安いものを貼っておきます。基本的に車のメンテナンスケミカルや塗料は通販が安いです。(KUREの商品は実店舗でまずセールになりません)


3. 手作業によるサビ落とし

錆を見つけてしまい、気になった時の対応です。放っておくと年々悪化していくので早めに手をうつのが吉です。

ジャッキアップして下にもぐらないと対処できないので、少し手間がかかりますがやっておいて損はないでしょう。

小さなサビはワイヤーブラシやサンドペーパーで軽く落とし、再度サビ止めを塗布します。

取り外せる部品であれば取り外しして錆をしっかり磨いて除去、その後は防錆塗料で再度黒く塗装するとBESTな対応です。防錆塗料はDIYレベルではサビキラーが保存期間も長くてお勧めです。
錆を落とした後で、希釈したサビキラーを刷毛で塗っていき乾かします。これで個人でできる錆落としとしてはかなりの良い水準まで復活させられます。ただし、黒の塗料なので黒い部品限定です。
楽天で、評価がまともなショップの中で最安のリンクを付与しておきます。


4.錆転換剤を塗る

最も楽な方法です。錆転換剤とは赤さびを黒さびと呼ばれる状態にして錆の進行を抑えるためのケミカルです。スプレータイプと刷毛塗タイプがあります。楽なので、見えにくいところはこれで対処します。エンジンルームの黒い鉄のステーとか。

原理ですが錆転換剤は、すでに発生している「赤錆(酸化鉄:Fe₂O₃)」を、安定した「黒錆(酸化鉄:Fe₃O₄)」などに化学的に変換する薬剤です。
「サビを落とす」のではなく「サビを安定化させて進行を止める」のが目的です。

  • 赤錆(Fe₂O₃)
    水分や酸素に触れることで発生しやすい不安定な錆。進行が早い。
  • 黒錆(Fe₃O₄)
    化学的に安定していて、鉄の表面を守る皮膜になる。

錆転換剤はリン酸(H₃PO₄)やタンニン酸をベースにしており赤錆を黒錆や有機鉄化合物に変化させます。「リン酸鉄(FePO₄)」という安定した被膜を作る。

どちらをベースにしていても効果は同じで鉄表面に緻密な皮膜を形成し、それ以上の酸化を防ぎます。

  1. 赤錆の上に錆転換剤を塗布
  2. 化学反応で黒錆やリン酸鉄皮膜に変化
  3. 錆の進行が止まり、防錆下地として利用可能

下地処理として塗装前に使うと効果的でその上からシャシコートなどを塗装するとより効果的ですが錆転換剤だけでも基本問題ないのでそこまでやる必要はないでしょう。

スプレータイプと刷毛塗タイプそれぞれのリンクです。刷毛塗タイプだと広く塗るのが大変なのでスプレー推奨ですが、細かい場所は刷毛が良いです。

4. DIYのメリット、デメリット

■メリット

  • 日常的な予防が簡単にできる
  • 洗浄+サビ止めで軽度のサビを防止
  • 初期費用は洗浄機とケミカル代のみ→とにかく安くすむ

■デメリット

  • 塗装タイプの場合、失敗して車体の目立つとこに塗料が付着すると大変
    →充分注意
  • 時間がかかる(錆チェンジャー程度なら場所によりますが5~30分見ておけばOK、塗装は大変)
  • ジャッキアップは大変

③ プロに依頼する場合の作業内容と費用

DIYで行うことができない場合は、お店に頼むことになります。先ほどに記事で自分でできそうであれば自分でお香なうのが良いですが無理はせずお店にお願いすることも時には大事です。
あとは、完璧に治したい場合ですね。

私の考えとしては予防は自分で、板金塗装を伴う大穴のあいた錆や車体の錆は整備工場に頼みます。

1. プロの作業内容

  • サビ落とし:サンドブラストや研磨機で除去
  • 防錆塗布:アンダーコート剤でフレーム全体をコーティング
         ノックスドールなど、より強力で専門的な防錆塗料を使用したい場合
  • 点検・補修:サスペンションやブレーキ周りの劣化部品確認、交換
  • 板金、塗装:大穴だとか目に見える部分の審美的修理

2. 費用相場

  • 下回りの塗装(シャシーコートだとか、一般的塗料)
    2~3000円程度、毎回車検ついでに頼むのが一般的
  • 下回りの塗装(特殊塗料):ノックスドールなど、強力な防錆効果を持つ塗料の施工
    専門知識必要なので2~30000円程度、車の大きさ(施工面積)によります。
  • 板金、塗装:大きさによるが5万~20万レンジでお金かかります
    →こうならないためにも日々の予防が重要です。

3.プロに任す メリットとデメリット

■メリット

  • 店の技術によるが基本は完璧に治る
  • 安心,安全です

デメリットはお金がかかること、店選びが大変といった程度でしょう。


④ DIYでやること、プロに任せることの作業例

今までの内容から、DIYでできる内容と整備工場に任せた方がいい内容に線引きです。DIYでは予防に努め車を長期間錆びさせないことが重要になります。

日常のDIYメンテナンス

  • 雨・雪走行後に家庭用高圧洗浄機で下回り洗浄
  • サビ止め、錆転換剤の塗布
  • 小さなサビは手作業で除去、見えないとこならスプレー塗装

プロに任せたほうがいいこと

  • 2~3年に一度、アンダーコート施工(多少スキルある人は自分で。お財布と相談)
  • 見えない部分のサビ進行を予防(ノックスドールなどの専門的な施工)
  • 大穴修理、取り外しが自分でできないと判断した部品の交換
  • 車体表面の目立つ部分の錆や穴を晩期塗装で綺麗に復活

⑤ 季節ごとの下回りサビ対策のポイント

さて、DIYで行うメンテナンスですが時期的にどういったことを行っていけばよいのか、季節ごとに一例を提案します。

冬季(塩カル対策)

  • 雪道・凍結防止剤走行後は必ず高圧洗浄
  • フレーム・ボルト周りは特に念入りに

春~秋

  • 雨上がり後の洗浄で泥や砂を除去
  • サビ止めスプレーで小さなサビを防止
  • プロ施工を前提に、日常DIYで状態維持

メンテナンスサイクル

  • 週末に短時間で下回り洗浄
  • 季節の変わり目にサビ止めスプレー塗布
  • 2~3年ごとにプロによるアンダーコート施工


まとめ <h2>

  • DIYで日常的に洗浄とサビ止めを行い軽度のサビを防止
  • プロ施工で見えない部分や大穴等の深刻なサビに対処
  • 冬季の塩カル対策を意識することでサビ発生リスクを大幅に減らせる

これにより、車の寿命や資産価値を長期間維持しつつ、無理なくコスト管理が可能です。

以上になります、ありがとうございました。

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