こんにちは、DIY節約ストイッカーです。
今回は、ガリバーで車を購入時に加入を勧められるメンテナンスパックについて内容と料金を説明したうえで加入が必要かどうかを検討していきます。
「点検2年コース」と「車検2年コース」の2種類が用意されておりますが「車検2年コース」をモチーフに語っていきます。
「点検2年コース」の方がコスパは悪いので、この記事の結果は点検コースにも当てはまる、もしくはさらに状況は悪くなると捉えてください。
- ガリバーのメンテナンスパックは入る必要性あるか
- ガリバーのメンテナンスパックをお勧めできる人とできない人
- ガリバーのメンテナンスパックの内容と料金は?車検2年コースをモチーフに解説
- 他と比較して内容、料金はどうか
さきに結論を言うと以下です
・ガリバーで車両保障に加入した場合は必須。
・それ以外の場合ですと必要性は無いですし、あまりお勧めはしません。
■お勧めできる人
・ガリバーと今後も付き合いたい人(購入時の担当者の人柄に惚れた、ガリバーという会社が好き)
・ガリバーで車両の保証を受けている人(ガリバーで車検しないと保証が無効になります)
保証は重要機関以外は1年保証なので、あまりお勧めしません。
・費用は気にしない、とにかく車検時にどこに車検出すか調査したり店を選ぶのが面倒なのでガリバーに決め打ちしたい人
■お勧めできない人
・車検は費用と内容の観点でより良い選択をしたい人
・自分で車検をやる人
これが私の結論ですが、このように判断した理由を記載していきますのでお付き合いいただければ幸いです。
車を所有していると、維持にかかる費用と手間は避けて通れません。オイル交換や12ヶ月点検、そして車検といった定期的なメンテナンスは、車を安全に、そして長く乗り続けるためには欠かせないものです。
しかし、これらの整備費用は突発的に発生しやすく、思わぬタイミングでの出費となることも。そんな中、近年よく目にするのが、販売店などが提供する「メンテナンスパック」です。
中でも中古車販売大手・ガリバーが展開しているメンテナンスパックは、購入後の車のメンテナンスを一定期間まとめてお得に受けられるとして注目されています。
では実際のところ、このガリバーのメンテナンスパックは本当に必要なのでしょうか? 本記事では、パックの具体的な内容と料金を元に、その価値や必要性を本質的な観点から掘り下げて検討していきます。
※業界慣習的に車検や点検は、点検基本料のことを指します。点検の結果生じる部品代や交換工賃は別途上乗せされます。これはどこでも同じです。
他のメンテナンスパックの記事はこちら
※イエローハットのメンテナンスパックの内容と料金
※オートバックスのメンテナンスパック記事の内容と料金
1. ガリバーのメンテナンスパックの内容・料金
ガリバーのメンテナンスパックは、「点検2年コース」と「車検2年コース」の2種類が用意されており、どちらも契約から2年間のメンテナンスをまとめて受けられるプランとなっています。
コース比較表
料金はガリバーのホームページからたどりにくいところにあり、店舗によって差がある可能性が高いです。
調査し見つけられた内容ですと、ガリバー小田原東インター店の店舗の情報がありました。
リンクです。
2023年6月の情報です、昨今のインフレ傾向から値上がりしている可能性はあります。
■ガリバーのメンテナンスパック料金
※2020年式、日産セレナがモチーフ、オイルはエンジンオイルを指します
| コース名 | パック料金 | 6か月時点 内容 | 12か月時点 内容 | 18か月時点 内容 | 24か月時点 内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 点検2年コース | 56,390円 | ・オイル交換 ・ガリバーオリジナル点検 | ・12ヶ月法定点検 ・オイル交換 ・オイルフィルター交換 ・ADデオドライザー(車内除菌消臭) | ・オイル交換 ・ガリバーオリジナル点検 | 対象外 |
| 車検2年コース | 107,250円 | ・オイル交換 ・ガリバーオリジナル点検 | ・車検1回目 ・12ヶ月法定 点検 ・オイル交換 ・オイルフィルター交換 ・ADデオドライザー(車内除菌消臭) | ・オイル交換 ・ガリバーオリジナル点検 | ・車検2回目 ・オイル交換 ・オイルフィルター交換 ・24ヶ月法定点検除菌・消臭サービス |
内容詳細
- オイル交換:おおよそ半年ごとに実施。定期交換によりエンジンの保護。
- ガリバーオリジナル点検:独自の点検基準で状態を確認。
- 法定点検(12ヶ月・24ヶ月):12か月点検のこと。道路運送車両法に基づく点検、受けなくても罰則が無い。1年目と3年目の2回分
- ADデオドライザー:車内除菌消臭のこと
- 車検(車検2年コース):2年間で2回の車検実施。
このように、点検と車検の主要な整備を事前にまとめて契約することで、車の状態を一定レベルで保ちつつ、突発的な支出を抑えるという設計になっています。
2. ディーラー、カー用品店、町の整備工場を例に比較
さて、金額と内容をディーラーとカー用品店と比較してみましょう。個人の整備工場はカー用品店より少し高い程度で考えていただければです。
ガリバーのメンテナンスパックは車検、が主な内容なので1回あたりの車検、点検代を算出します。
ガリバーはどんなエンジンオイル使うかがわからないのでディーラーと同じ条件で見積。(車検費用は安く出るよう計算。エンジンオイルの品質が8000円クラスより低かった場合表の価格より車検が割高となる計算)
結論はカー用品店(オートバックスを例)よりガリバーは割高だが、オートバックスより品質や経験がある証明が難しいので敢えてメンテナンスパックに入る必要性は無いと私は考えます。
要は、車検時期を迎えたとき何社か相見積とればガリバーより安くなる可能性がかなり高いです。
ディーラーが高い理由ですがはメーカーとの結びつきの強さ(基本的に情報量)が価格差の価値なので説明はつきます。
■メンテナンスパック適用時の車検代を算出し比較
ガリバーはディーラーとオートバックスの中間ですね。オートバックスより整備点検のノウハウや品質が良いのかが争点ですが、そこを明確に示す根拠がない以上、オートバックスに軍配が上がります。
ディーラーはメーカーの看板を背負っており、メーカーからの情報が多いと推測しそこに価値がる(リコール対応を任せられる点etc)、なので高い理由の説明は一応つきます。
| メンテナンスパック価格 | 車検1回の費用算出結果 | エンジンオイル価格の前提 | 備考 | |
| ガリバー | 107,250円/2年 | 17500円 | 8000円 | 8000円相当品質のオイルなのかが不明、ディーラーと同条件で計算 |
| ディーラー | 125,370円/2年 | 22700円 | 8000円 | オイル交換価格を8000円で見積。 |
| オートバックス | 57,800円/3年 | 11100円 | 4000円 | 3年パックでしか車検つかないので、3年で計算 |
【以下、計算の詳細】
細かく計算内容記載してますので、お時間に余裕のある方はどうぞ。
妥当な内容、わからない部分はガリバー有利になるようで計算しているつもりです。
■ガリバー車検2年パックを対象に算出
エンジンオイルはどんなオイルを使うのか不明なのでディーラー同等として1回8000円、消臭は1回5000円換算と仮定します。(消臭は市販品であれば1000円程度でできますが。)
・メンテナンスパック金額:107,250円
・エンジンオイル交換金額:8000円×4回
・オイルフィルター交換:2000円×2回
・消臭×2回:10000円
上記より、点検4回分の金額が61,250円となります。
12か月点検と車検基本料の金額比率を0.75:1の比率と仮定すると
・車検2回が35000円=1回あたり17500円
・点検2回が26250円 =1回あたり約13100円
■ディーラー(東京日産を例に)を同様に算出
メンテプロパック24を参照します。
メンテプロパック24価格:125,370(Mサイズ車両)
前提条件:ガリバーと揃える
・エンジンオイル交換:8000円×5回
・オイルフィルター交換:2000円×3回
上記より6ヶ月点検2回、12か月点検2回、車検1回の合計費用が79370円です
6ヶ月点検、12か月点検、車検の比率を0.5:0.75:1と割り振ります。
6ヶ月点検:1回約11350円
12か月点検:1回約17025円
車検1回:22700円
参考元:日産メンテプロパックM
■オートバックスのメンテナンスパック
※詳しくはこちらの記事を参照
車検月が36か月からなので、ブロンズ(一般会員ランク)で36か月57,800円を採用、エンジンオイルはこのパックだと4000円相当なので4000円を採用
・エンジンオイル交換:4000円×6回
・フィルター交換:2000円×3回
上記より12か月点検2回、車検1回の価格が27800円です。
12か月点検と車検基本料の金額比率を0.75:1の比率と仮定すると
・点検1回:訳8300円
・車検1回:11100円
3. メンテナンスパックのメリット・デメリット
ガリバーのメンテナンスパックのメリットとデメリットについて考察します。
内容がエンジンオイル関係と点検/車検関係のパックなので特に内容に独自性がないため、ガリバーのメンテナンスパックのメリット、というよりはメンテナンスパック自体(他店も一緒です)のメリットになります。
メリット
- 価格的なメリット:車検、オイル交換、12ヶ月点検などが、ガリバーに個別に依頼するよりもセット価格で割安になる設計。
- スケジュール管理のしやすさ:定期的な整備タイミングが決まっているため、忘れることがなく安心。
- 一括契約の安心感:契約時点でおおよその維持費が見える化される。
デメリット
- 前払い制による選択肢の制限:パック契約により、2年間の整備先がガリバーに固定される。
- 価格・信用の優位性が曖昧:
- 車検料金はディーラーほど高くないものの、町の整備工場やカー用品店より安いとも限らない。
- ガリバーは整備専門業者ではなく、ディーラーのように車両メーカーと濃い付き合いがあるわけではないので技術力や専門性、整備設備の信頼性では明確な差別化が難しい。
- 中古車業界の信用リスク:ガリバーに限らないですが、ビッグモーターの問題などからも、中古車業界全体に対する信頼性が揺らいでおり、企業規模=信用とは言い切れない。大企業だから安心は中古車業界には当てはまらないです。
ガリバーの場合点検とオイル交換関係なので、他店と比較しガリバーを選ぶべきか考える基準は以下と言えるでしょう
・信用できるか。(経験、知識、実績など)
・安いか
単純ですね、より良いサービスを安く提供しているかです。
4. 車検とオイル交換に私たちは何を求めるのか
車検とオイル交換は、車のメンテナンスの中でも最も基本的かつ重要な項目です。では、私たちはこれらに何を求めているのでしょうか。
求める要素はだいたい以下4つに大別できると思います。
求める要素
- 信用力:整備先が信頼できるかどうか。過去の実績や業界での評価など。
- 技術力:適切な整備が施されるか。整備士の資格や設備環境も重要。
- 経験と知識:多様な車種への対応経験や、故障予防に関するノウハウ。
- 価格:適正価格であるか。他の整備先と比較して納得感があるか。
これらの観点でガリバーを評価した場合、「明確に優れている」とは断言しづらいのが現実です。特に車検に関しては、専門ディーラーや経験豊富な町工場のほうが、品質・対応の柔軟性・信頼性の面で優位なケースもあります。価格についても、セット価格が「一見割安」に見えても、内容の詳細を比較していくと、必ずしも他社より安いとは限りません。
5. まとめ
ガリバーのメンテナンスパックは、契約から2年間にわたり、オイル交換・点検・車検などの主要整備を一定価格で受けられる便利なサービスです。整備のスケジュールが決まっているため、忘れずに実施できる点や、維持費の見える化などのメリットは一定の魅力があります。
しかし一方で、前払い契約による整備先の固定化や、整備の信頼性に対する疑問、価格面での圧倒的な優位性がない点などから、すべてのユーザーにとって「必要不可欠」とまでは言い切れないのも事実です。
ガリバーと同等のサービス内容で、価格が安いところは探せば比較的簡単に見つけられるので、車検時に店を探す余裕がある方は敢えて入る必要性は無いでしょう。


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