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こんにちは、DIY節約ストイッカーです。
今回はRX8(SE3P)が25年ルール解禁後を念頭に今後の相場がどう推移するのか、価値が上がるのかについて考察していきます。
25年ルールでネオクラシックの日本車がスポーツモデル中心に大幅値上がりしている中で、RX8の購入を考えている方の中には今後の動向が気になる方も多いかと思います。
ロータリー特有の燃費の悪さやエンジンオーバーホールが当たり前の車でもあり維持費が高いことが想定されるので、買った後の価値(リセールバリュー)がどうなりそうかはピタリ当てられないにしても自分なりの考えを持ったうえで購入したい車です。こんなはずではなかった、にならないめにも。
仕様もプレミア仕様含め多く存在しますので、特徴を捉えた上で購入戦略を練ることにお役立ていただければ幸いです。
それではいってみましょう。
25年ルールとは?なぜ値上がりする車があるのか
まずは前提として「25年ルール」がどんな仕組みで、なぜ旧車価格を動かすのかを押さえておきましょう。
アメリカでは製造から25年以上経過した車両は、連邦自動車安全基準(FMVSS)に適合していなくても輸入可能という特例があります。
輸入申告の際は「HS-7」という書類のBox 1を使用し、起算点は製造年月です。
(参考:米運輸省NHTSA「Importation and Certification FAQ」 )
この制度の目的は「クラシックカーやヒストリックカーを文化的価値として保護する」こと。
つまり25年経過すれば、現代の安全・排ガス規制を満たしていなくても“文化財扱い”で米国に輸入できるわけです。
これが価格高騰を生む理由は単純で、
「アメリカ市場で新たに合法的に売買・登録できるようになる」=買い手が一気に増えるからです。
R32〜R34スカイラインGT-RやFD3S RX-7が急騰したのは、この制度によって「初めて合法輸入できるようになった」から。米国のコレクター需要が殺到し、国内価格まで吊り上げたという流れです。

初めて米国に輸入できるようになった、というところが値上がりに関してはポイントです。
ただしRX-8は状況が少し違います。
RX-8は2004年モデルからすでに北米で正規販売されており、25年を迎えたからといって新たに輸入解禁になるわけではありません。
よって、R34やFD3Sのように「25年ルール解禁ショック」で一斉に高騰するタイプではないのです。
しかし例外的に、日本専用の最終仕様「SPIRIT R」は、北米では新車販売がなく、JDM(日本仕様)としての人気が期待されます。
製造から25年を迎える2036〜2037年ごろには、米国でも「JDM限定モデルを輸入したい層」からの需要が一定数生まれる可能性があります。
この「JDM限定×最終特別仕様×限定台数」が、SPIRIT Rにだけ“25年ルール効果”が残る理由です。
RX-8の基本構成とグレード別の特徴(RSとSPIRIT Rが狙い目)

RX-8は2003年〜2012年にかけて販売された、世界で約19万台生産のスポーツカー。
軽量ボディと後輪駆動(FR)、そして唯一無二の13B-MSPロータリーエンジンを搭載しています。
●主要グレードと特徴
| グレード | トランスミッション | 馬力 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ベースグレード(Type Gなど) | 4AT/6AT | 約210ps | エントリー向け。価格が安い反面、今後も相場は安定~やや下落傾向。 |
| Type E | 6AT | 約215ps | 快適装備を重視。AT仕様ゆえ人気は限定的。 |
| Type S | 6MT | 約235ps | バランス型。スポーティな走りと実用性の両立。 |
| Type RS | 6MT | 約235ps | 後期型の走り特化グレード。ビルシュタイン・RECARO・19インチ鍛造など充実装備。 |
| SPIRIT R | 6MT/6AT | 約235ps | 日本限定・最終特別仕様。2000台限定、専用ホイール・ブレーキ・RECARO搭載。 |
(出典:マツダニュースリリース )
●どのグレードが値上がり期待できる?
結論から言えば、Type RSとSPIRIT Rが相場維持・上昇の可能性があるグレードで
理由は以下の通りです。また、資産価値面で考えるとミッションはMT一択です
- どちらも235psの高出力仕様(6ポートロータリーエンジン)
- ビルシュタインやRECARO、鍛造ホイールなど“純正で価値ある装備”を搭載
- 6MT比率が高く、コレクター人気が強い
- ATや低馬力仕様は将来的に需要が減りやすく、価格下落のリスクも
したがって「将来の値崩れを避けたい」「ロータリー車を資産としても楽しみたい」なら、
6MTのType RSまたはSPIRIT Rを狙うのが最も堅実です。
ただし、RX-8自体がすでに北米で販売されていたため、25年ルールによる“輸出解禁バブル”のような爆発的値上がりは過度に期待しない方が安全です。
次点で馬力が同じType Sといったところです。
SPIRIT R仕様について――日本限定2000台の最終特別仕様

出所:マツダ公式
SPIRIT Rは2011年10月に発表された「RX-8の集大成」とも言えるグレードで、販売は日本国内のみ。
当初は1000台限定でしたが、受注超過でさらに1000台追加され、合計2000台となりました。
このモデルは“見た目だけの限定車”ではなく、細部まで専用設計が入っています。
6MT仕様はRECAROバケットシート、ビルシュタイン製ダンパー、19インチ鍛造ブロンズホイール、専用エアロを装備。
ブレーキも大径化され、レッドキャリパー仕様で足まわりの完成度は非常に高いものです。

画像載せましたがホイールがかっこいいんですよね。横から見るとロータリーエンジンのシンボルであるローターをイメージした形になっています。RSもこの形のホイールですが色がシルバーです、ブロンズはSPIRIT-Rのみです。
鍛造なので、形状も相まって軽そうなホイールです。
一方、AT仕様は快適装備を充実させた“ツアラー仕様”。本革(赤ステッチ)、18インチガンメタホイール、シートヒーターなどを装備しています。
中古市場では、SPIRIT Rは200万〜400万円台で流通。(25/11時点、カーセンサー参考)
他グレード平均(約100万円台前半)と比べて明らかに高値圏にあります。
理由は明確で、
「日本限定」「最終仕様」「純正RECARO」「専用足まわり」「6MTが約66%」という要素が
コレクター心理を刺激するからです。
2036年以降、25年ルール解禁で海外へ輸出され始めれば、
JDMブームの再燃でさらに指名買いされる可能性もあります。
他仕様について――Type RSの魅力と今後の相場動向
Type RSは2008年の大幅改良時に登場した、RX-8後期型の“走り専用グレード”。
「ビルシュタインダンパー」「19インチ鍛造ホイール」「RECAROシート」「専用ギア比」「剛性向上」など、
走行性能に関わるパーツを純正でフル装備しています。
当時のカタログ価格は約315万円。いわば量産モデルの頂点です。
中古市場では、走行距離や状態にもよりますが100万円台〜200万円台後半で推移。(25/11時点、カーセンサー参考)
整備履歴がしっかりした6MT・低走行車は高値維持傾向にあります。
ここ数年の傾向として、2021年ごろの中古車高騰以降もRS系は底堅く、
「走りの質」「純正の完成度」「6MT人気」という3要素が支えとなっています。
一方で、走行多めやAT仕様(Type Eなど)は値下がり傾向。
やはり“スポーツモデルとしての本質”を持つRSが今後も狙い目といえるでしょう。
FC3S・FD3S・R34との比較で見えるRX-8の立ち位置(結論)

25年ルールで価格が高騰した代表格は、
スカイラインGT-R(R34)や、マツダRX-7(FC3S・FD3S)です。
これらは、「生産台数が少なく、かつ米国では新車販売されなかった」という共通点を持ちます。
●R34 GT-R
- 生産期間:1999~2002年
- 総生産台数:約11,578台
- 米国では当時販売されず、25年ルール解禁(2024年以降)で合法輸入が可能に
→ この“新規市場解禁”が価格急騰の直接要因
●RX-7(FC3S・FD3S)
- FC3S(2代目 RX-7/1985~1991年)
総生産台数:約27万台
米国では一部販売されたが、今は25年経過で“旧規制車枠”として再注目。 - FD3S(3代目 RX-7/1992~2002年)
総生産台数:約6.8万台
米国では1993年〜1995年の3年間のみ販売。以降は排ガス規制で販売終了。
→ そのため、後期型や日本専用モデルが25年解禁で輸出可能になり、相場が高騰中。
●RX-8(2003〜2012年)
ここでRX-8を並べてみると、数字上・制度上の構造が全く違うことが見えてきます。
| 車種 | 生産期間 | 累計生産台数 | 米国での新車販売 | 25年ルール効果 | 現在の市場傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| RX-8 | 2003〜2012 | 約192,094台(世界) | あり(2004年モデル〜) | 限定的 | Type RS・SPIRIT Rのみ堅調 |
| FD3S | 1992〜2002 | 約68,000台 | あり(1993〜95年のみ) | 強い | JDM人気で高騰中 |
| FC3S | 1985〜1991 | 約270,000台 | 一部あり | 中程度 | 維持〜緩やか上昇 |
| R34 GT-R | 1999〜2002 | 約11,578台 | なし | 非常に強い | 解禁後に爆騰 |
出典:
- RX-8累計台数:https://newsroom.mazda.com/en/publicity/release/2012/201204/120426a.html
- 北米販売開始(2004年モデル):https://news.mazdausa.com/vehicles-2004-Mazda-RX-8
この表から分かる通り、RX-8は生産数が多く、すでに北米市場へ正規輸出済み。
つまり、25年ルールで新たに米国輸出が増える、というわけではないです。
そのため、R34やFD3Sのような“25年解禁バブル”は起こりにくいのです。
では、RX-8は全く値上がり期待はないのか?
結論は買う仕様を間違えなければ「大幅な値上がりは難しいが、下がりにくい車」です。
理由は3つあります。
- FR × 6MT × ロータリーエンジンという希少性
現行車でこの組み合わせはほぼ存在せず、純粋なドライビングカーとしての価値は高い。 - 走行性能に優れた上位グレード(Type RS/SPIRIT R)の存在
235ps・ビルシュタイン・RECARO・鍛造ホイールなど、純正で完成度が高い。 - 電動化時代へのカウンターとしての人気
EVシフトが進む中、「機械としての感触を味わえる最後のマツダ車」として愛好家の支持が強い。

繰り返しですがATは値下がりリスク大は念頭に置いてください。
馬力の高い仕様がお勧め、冒頭の仕様簡易比較の表で確認ください。
●結論:RX-8は「過度な期待は禁物だが、買って後悔しにくい名車」
買う仕様を間違えなければ(ATとか買わなければ)、RX-8は25年ルールによる爆発的上昇こそ望みにくいものの、
MT・FR・ロータリーという構成が今後の市場では非常に貴重になります。
特に
- Type RS(走行性能の頂点)
- SPIRIT R(日本限定・最終特別仕様)
この2グレードは、既に底値を打っており、相場下落リスクが小さい“堅実な上位グレードです。
AT仕様や低出力(210psクラス)のベースグレードは下落しやすい一方で、
6MT・高出力モデルは「維持しながら楽しめる資産」として今後も価値が残ると考えられます。
【まとめ】
- RX-8の累計生産は約19万台、すでに米国正規販売済みのため25年解禁メリットは限定的。
- ただしSPIRIT Rは日本限定2000台、Type RSは純正装備が充実しており、将来的な下支え要素。
- R34・FD3Sのような爆上がりは難しいが、MT・FR・ロータリーという唯一無二の構成で長期的な底堅さあり。
- 「買えるうちに買う」――RX-8は相場を超えた“走る喜び”が価値そのもの。


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