こんにちは、DIY節約男です。
今回は私の車(5thカマロだとか5代目カマロとか言います)にワイドトレッドスペーサー通称ワイトレを装着した話をしていきます。
装着方法も記載していきます、ワイトレの装着は乗用車ならどれも似たようなものなので今考えている方は参考までにどうぞ。
ちなみにですが、5thカマロの場合Frが25mm、Rrが20mmが丁度よかったです。
ワイトレとは
初めにですが、馴染みのない方のためにワイトレとは何なのかを軽く説明していきます。
ワイトレとはワイドトレッドスペーサーの略称でして、車のパーツの一種です。ホイールとハブ(車)の間に取り付けることでホイールを外側に出すことができるパーツです。
装着する目的です。
1,ホイールを外側に出すことで車をかっこよく見せる
主なものはこれだけです、ドレスアップ用のパーツですね。
車を買ったときそのままの純正状態だと、後ろから見た場合なんかタイヤが内側に引っ込んでいるかと思います。
ちょうどこんな感じですね。

これは特に弄っていない車なのですが、純正状態ですとこういた感じでホイールが車の内側に引っ込んでいるような状態であることが多いです。
この状態だと人によってはかっこ悪いと思うことがあるので、ワイトレを装着してホイールを外側に出します。
下の画像が今回取り付けしたカマロですが、まあいい感じに外に出ました。車高を下げればもう少しいい感じにはなりそうですが、それはまた別の機会にします。

こんな感じでホイールを外側に出すためのドレスアップパーツがワイトレです。過去3車ほど取り付けたことがありますが装着後は体感で少し乗り心地は良くなる傾向があります。
ワイトレ自体の外観は以下のような感じです。
・上から見た場合です。

横から見た場合です。

簡単な図ではありますが、装着を図解するとこんな感じです。

車を前後から見た場合の図ですが、水色部分がワイトレに該当しワイトレ分だけホイールが外に出ますよね。
なので先ほどの横から見た写真でのワイトレ厚さ分=装着した場合にどのくらいホイールが外に出るか、ということになります。
似たようなパーツにスペーサーがありますが、これは写真のようなボルトが付いておらず単に車体とホイールの間に挟むだけのものになります。用途は全く同じですが、スペーサーの厚み分だけホイールナットの締め付け量が少なくなるので5mm以上のものは使用しない方がよいでしょう。
・~5mm:スペーサー
・5mm以上:ワイドトレッドスペーサー
こんな感じで使い分けになります。
ワイトレ選び方
ワイトレの選び方です。
ワイトレを選ぶ際のポイントは以下であると考えています。
・厚み
→どの程度外にホイールを出したいかです。
・ハブ径
→車によって違います、「車種名+年式+ハブ径」で検索し値を調べます。
装着時のセンター出しのため合わせておく必要があります。
カマロの場合66.9のハブ径でしたので67mmを購入しました。(66.9で探しても出ない、そもそも66.9だと同サイズで取り付けできないので。+1mmで正しいです。)
・PCD
→ハブボルトの配置に関わる値です。ある程度の規格はありますが車によって違います。これも「車種名+年式+PCD」で調べます。
・穴数(ボルト数)
→ハブボルトの数です。あっていないとダメです。
上記に加え、MUSTではないですが私はワイトレ自体にハブが付いているかも確認しています。有名メーカーの場合はワイトレ専用のハブリングを販売していますのでそちらの使用でもOKです。
ハブと言っているのは画像の赤枠の円形のでっぱりのことです、ツバとか言ったりもするかと思います。
ホイール装着時のセンターを出すために必要です。

ワイトレの装着方法
さてワイトレの装着方法です。
まずはジャッキアップしてホイールを外します、ホイールの交換は別記事で記載しますのでここでは割愛します。
ホイールを外すと以下のよにハブボルトが見えますのでこの状態で取付します。ハブ径、PCDがあっていれば付くようにしかつかないのでここは問題ないかと思います。

取付したら、スペーサーに付属している薄型ナットで締めていきます。薄型ナットのトルクはホイール装着時と同等なので、国産車であれば104-110N・mあたりが主流です。
薄型ナットはかなり舐めやすいので手でしっかり押さえて力をかけていきましょう。舐めると取り外し不可になり整備工場に持って行って外してもらうしかなくなります。(自分でグラインダー等で切れれば外せますが、、、。)
この画像は取付時の様子ですが、力をかけていると供回りしてしまう場合があります。そういった場合画像のようにボルトにバールなどをかけて回らないようにすると取り付けられます。

また、画像のように薄型ナットを付けている車両側のボルトがスペーサーからはみ出ることがあります。(よほど厚いスペーサーでない場合、はみ出ます)
取付するホイールにこのはみ出た部分を逃がす窪みがあればよいのですが、無い場合はホイールが干渉して取付できないです。
事前にホイールの裏側を確認して以下画像のような「逃げ」があるかを確認しましょう。(画像赤丸の窪みのことです)

社外ホイールには大体はこの窪みは備わっていますが、無いホイールの場合はハブボルトを切断するしかないです。切断はグラインダーで割と簡単にできますが、切断する長さを間違えるとハブボルト打ち直しになります。短く切断しすぎるとホイールナットの締め付け量が少なくなるのでしっかり計測したうえで最小限の量を行いましょう。
できればハブボルト切断は避けたい行為です、推奨はしません。
このようにしてスペーサーを取り付けたら、あとはホイールを取り付けるだけですね。
アライメントが多少変わるので、違和感ある場合は装着後にアライメント調整を行うとよいかと思います。
取付費用の目安と注意
装着費用としては調べてみますと以下のようなイメージです。
・部品代:4輪で2~5万円程度
・工賃:3~4千円
自分で取り付ければ工賃分は節約できます、ただし足回りパーツなのでトルク管理等慎重に行ってください。取り付けに不備があると走行中ホイールが外れることになり大変危険なので不安があれば店舗に依頼した方がよいパーツです。
「ワイトレ 事故」などで検索すると、タイヤが外れた事案が出てきますので装着は十分注意し行いましょう。
また装着後も1か月目安で定期的に緩んでいないかの確認は行った方がよいかと思います。外れてからでは遅いので。
結局、店舗で取り付けしてもらったとしても定期的に緩んでいないかのチェックは必須のパーツですので自分で取り付けはしないとしても、取り付け方法は知っておかないとかえって危険なパーツです。
ワイトレはドレスアップ目的だけのために足回りに余分なパーツを取り付けることになり、装着することでホイールの位置が自動車メーカーが想定した一トは若干変わってきますので、その点でメーカーの想定していない負荷が車にはかかることになります。
できればワイトレを使用せず、ホイール購入時にサイズを合わせることでツライチを狙っていきたいところですが気に入ったデザインのホイールに、都合の良いサイズがあるかもわからず、ホイール買い替えは費用も桁違いなのでやむを得ず装着するようなパーツです。
装着後の管理は抜かりなく行いましょう。
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