車ほしいけどお金かかりそう。一体どのくらいかかるんだろう、節約できるものはどれ?
そんな疑問にまずは車の維持費をざっくり理解してもらうため説明します。
この記事を読めば車の維持にはどんな費用がかかって、大体どれくらいの維持費がかかるかが理解できます。この程度を覚悟しておけば大丈夫というラインで目安を記載していきます。
全体感を掴んでいただくための記事ですので、各項目の詳細と節約方法についてはそれぞれ別の記事で細かく説明しています。
車の維持にかかる費用一覧
まずは車の維持にはどんな費用がかかるか、項目を費用が掛かる頻度ごとに記載します。太字の項目が節約できる余地があるもので、選ぶ店や保険会社、DIYでやるなど工夫次第で他人より減らせる費用です。他の記事も読んで実践いただければ節約できるようになりますので、他の記事もご覧になってください。
【2年に1回かかる費用】※新車は3年目で初めての車検です
・車検
車検の費用は複雑。車検時には、重量税、自賠責保険料、法定検査費用、車検をお願いした店に支払う 車検代、車検通すためのメンテナンス費用、がかかりますがこの記事ではまとめて車検とします。
【1年に1回かかる費用】
・自動車税
・12か月検査費用(法律で義務付けられているが、実施しなくても罰則が無い)
【毎月かかる費用】
・任意保険料
・駐車場代
【都度かかる費用】
・ガソリン代
・高速道路代
・メンテナンス、修理費用
車検のだいたいの費用
この項目では車検費用のだいたいの目安を私の経験をベースに記載します。
金額に幅があるのは出す店やどこまで整備するかで変わるからです。町の整備工場で相見積もりをとれば比較的安値で済みます。
■車検にかかる費用の項目
①【車検時に国に払うお金】
税金や、それに準ずるもので節約はできないです。
・重量税(2年分)
・自賠責(2年分)
・法定検査費用
②【車検をお願いした店にかかる費用】
お願いする店や、どこまでメンテナンスを行うかで大きく変化します
・車検をお願いした店に支払う 車検代
・車検通すためのメンテナンス費用
■じゃあ、項目全部で細かいことは置いといてざっくりどれくらいかかるの?
軽自動車、コンパクトカー、SUVでざっくり目安の費用を記載します。
前提ですが車の重さ、排気量、年式(使われ方)、走行距離で変わってくるので
重くて排気量が多くて、年式が古く、走行距離が長いほど費用が増える傾向です。
ディーラーは費用が高い傾向があります。
【3年目】※新車から初めての車検
・軽自動車:5~7万円
・コンパクトカー:7~10万円
・SUV:7~15万円
【5年目】
使われ方で差が出ますが、まだまだメンテナンスは少なく済むので費用はそこまで増えません。
・軽自動車:5~10万円
・コンパクトカー:7~12万円
・SUV:7~18万円
【7年目】
車によってはタイミングベルトやベアリング類など交換が必要になってきますので高価な見積もりが出てくるタイミングです。このタイミング以降は3社程度に見積をとって比較したほうがいいタイミングです。
・軽自動車:8~15万円
・コンパクトカー:10~20万円
・SUV:10~25万円
【9年目】
大半の車でベアリング類や場合によってはエンジン部品など、大きな部品の交換が必要になり高くなりがちです。車の買い替えが視野に入ってくるころです。ディーラーでは変える必要がない部品でも一応交換、といった提案が出るのでかなり高くなります。
・軽自動車:12~20万円
・コンパクトカー:15~30万円
・SUV:12~35万円
【11年目以降】
これ以降はこれまでにどこまでメンテナンスしたかよりかなりバラつきが出ます。
人によって費用が大きく変わる領域です。100万の見積もりが出てくることもあれば、15万以下で済んでしまうこともあります。また、13年目では重量税がエコ的な車を除きあがります。(重さにより\2,000~\20,000程度増)
【18年目以降】
再度自動車税が増額します。この年式になると状況によって大きく違いますのでこれ以上ここで言うことはありません。ただ、どこかしらメンテナンスは必要になるので店に出して安くなることはないです。
このブログのほかの記事も読み込んでいただければ、見積書を見て本当に今このメンテナンスが必要か、もしかしたら自分でできるかも、といったことが判断できるようになりますので是非読み込んでください。
自動車税
年一回、5月頃に封筒で請求が来ます。
自動車税は排気量と新車からの経過年数で決まりますので以下の表を見てください。
【自動車税の早見表】

12か月検査費用
ざっくり言うと、車検から【車検時に国に払うお金】を除いた分の費用がかかります。
当然、ここでメンテナンスしておけば後々の車検時のメンテナンス内容は減ってくるので車検が安くはなります。
法律では1年に一回の実施が義務付けられていますが、やらなくても罰則がありません。
安心のためにやっておいたほうがいいことは言うまでもありませんが、店にお願いすると1~3間円程度の点検代がかかります。
点検代は点検の分だけなので、その結果何か懸念があって直したり部品交換したりすれば点検代とは別のメンテナンス代がかかることになります。
12か月点検は、勉強し工具を多少そろえて駐車場があれば自分でできるので点検は自分で行って、どうしても直せない部分を店にお願いするなどして対処していくのが最適解です。
しつこいですが当ブログを読んで自分でできることを増やし、費用節約して車の維持負担を下げましょう。
任意保険料
任意保険は「任意」ではありますが、万が一の際の賠償や自損事故した際の修理費の支払いに用います。特に死亡事故や障害に発展してしまったケースでは自賠責では賄いきれないので、任意保険に入っていないと賠償金で家財一式失うことになり、人生の破綻につながりますので必ず入りましょう。
任意保険については、別記事で詳しく扱いますがざっくり概要は以下です。
・スポーツカーなど一般的に事故が多そうな車種に乗っていると高くなる傾向
・契約者が若いほど高くなる傾向
・代理店よりネット損保の方が安い傾向
・大企業や公務員などは団体加入できる場合があり、30%程度の大幅割引がきく
・事故を起こし、保険を使うと等級が下がり高くなる
・対人、対物は無制限が無難
・新車、年式の新しい車なら車両保険を付けた方がよい
とりあえずどこで加入するのがよいかですが、以下の順で見積を取り比較しましょう。
①所属する会社、団体に団体割引の保険取り扱いがあるならそこで見積取得
②ネット損保数社に見積もり取得
ここまで安いプランで決めてしまって問題ないと思います。
③一応検討したい方代理店(ディーラーや町の整備工場など)での見積
保険は奥が深く、この記事の趣旨とずれるのでのでここでは最低限把握しておくべき傾向のみの記載とします。
駐車場代
これは言わずもがなです。
地域によりかなり異なりますが、都会ほど高いです。都会では月2~5万程度かかることがありますが都内の中心地などではさらにかかるでしょう。一方、政令指定都市レベルでは月5千~1万程度で見つけられる場合もあります。
ネット検索のみでなく、不動産屋にも足を運び優良な条件を見つけましょう。
最後に
ここまでで固定費としてかかるものを記載していきました。
車を所有した場合は絶対にかかる金額です。
年20-50万は見ておいた方がいいかとは思いますが、車検を自分で行うことや保険や駐車場選びを慎重に行うことで多少は安くできます。
次の記事では、都度かかってくる(使い方によって違う)変動費について記載します。
ご覧いただきありがとうございました。
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